テーマ別教本第5集『縁起の法』

「縁起の法」 58p

仏教の教理の基本中の基本ともいえる「縁起の法」。仏陀釈迦牟尼も「縁起を見るものは法を見る、法を見るものは縁起を見る」と説いたとされるほどの中核的教理です。ひかりの輪が説く「輪の思想」「一元の思想」を理解するにあたっても不可欠な、この「縁起の法」について、詳しく解説しています。

第1 縁起の法とその歴史…………………………………………………6
(2017年夏期セミナー特別教本『気の霊的科学とヨーガの歴史と体系』第4章改題)

1.縁起とは
2.釈迦牟尼直説の此縁性縁起と「十二縁起の法」:煩悩と苦の心理的な因果関係
3.部派仏教の「縁起の法」:業感縁起・三世両重の縁起・因縁生起
4.大乗仏教における「縁起の法」の発展:龍樹の相依性縁起
5.中期以降の大乗仏教の「縁起の法」(1):唯識思想の阿頼耶識縁起
6.中期以降の大乗仏教の「縁起の法」(2):如来蔵(真如)縁起・唯心縁起・法界縁起
7.密教の哲学:六大縁起・時の輪
8.ひかりの輪の「輪の思想」と仏教の「縁起の法」

第2 仏教の根本哲学:縁起・因果の法…………………………………12
(2016年GWセミナー特別教本『新しい幸福と成長の哲学』第2章)

1.仏教用語の縁起
2.釈迦牟尼の縁起の法:煩悩と苦の因果関係
3.十二支縁起・四諦・八正道・三学
4.釈迦牟尼の縁起の法の位置づけ
5.より広い意味での縁起の法の展開
6.部派仏教時代の縁起の法の拡大・多様化
7.大乗仏教の縁起の法:相依性縁起
8.縁起の法の三つのレベル
9.縁起を理解しない無智から我痴(自我意識)が生じる
10.自我執着(我愛)と慢心(我慢)
11.三つの区別の錯覚と、ひかりの輪の読経瞑想
12.無智を越えた智慧と慈悲

第3 縁起と空……………………………………………………………18
(2014年夏期セミナー特別教本《改訂版》『仏教思想の幸福の智慧』第2章)

1.さまざまな縁起の法
2.十二支縁起の法
3.万物が相互依存・相互に関連(部分と全体の相互依存)
4.万物は、言葉・概念に依存して、仮に設定されただけである
5.縁起と仮設と空
6.主体と客体の相互縁起:すべては心の現れ
7.縁起と空のまとめ

第4 縁起の法を中心とした仏法のエッセンス………………………23
      (2009年GWセミナー特別教本《改訂版》『内観と仏教の自己内省法』3)

1.各種の縁起の法について
 2.縁起の法から派生する重要な教義


第5 縁起の法と無智による苦しみの消滅……………………………28
     (2008年夏期セミナー特別教本《改訂版》『仏教思想と万物の尊重』第1章改題)

1.縁起の法の定義

 2.縁起の法と空など
 3.縁起の法の解釈の歴史的な推移
 4.3つのレベルの縁起の法
 5.十二支縁起
 6.「無智(無明)」は輪廻の根本原因
 7.2つの無智
 8.仏教の漢訳語としての「我」「法」の特殊な意味
 9.五蘊について
10.刹那生滅と心相続
11.欲望や怒りの原因に、自己の実体視・固定化がある
12.人の世界の感じ方と世界の実際のあり方の違い=無智の本質
13.無智が、欲望と怒りを生み出す
14.「行為(行)」が未来の経験を決定する
15.受胎した直後に「名称と色形(名色)」が生じる
16.苦しみを乗り越えるには
17.付属解説・資料 

第6 因果の法則、自業自得………………………………………………43
(2008年夏期セミナー特別教本《改訂版》『仏教思想と万物の尊重』第3章)

 1.縁起の法と因果の法――幸福への道
 2.因果の法則 
 3.業の法則  
 4.自業自得の法とその問題点
 5.自業自得の法の2つの解釈
 6.自分を取り巻く外的条件は「自分の業の結果」とする解釈(第1の解釈)について
 7.「過去世の業」を今生の不幸の原因とする考え方の問題点
 8.自業自得の法に関して、釈迦牟尼の真意を探る
 9.自業自得の法の効用――自と他の区別を越える
10.他人の悪業を「自分の悪業の投影」と見る方法――懺悔・反省の重要性
11.懺悔・反省の真の意味=怒りの止滅 
12.人の幸福は外的条件だけでは決まらない(「自業自得の法」の第2の解釈) 
13.外的条件を変えても本当には幸福にならない
14.三毒に基づく自業自得
15.自業自得の法の重要性
16.苦しみを受け入れる「忍辱」の重要性
17.「忍辱の教え」の間違った解釈・悪用


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