2023年 夏期セミナー特別教本 「21世紀のための仏教の幸福哲学縄文以来の宗教と政治・瞑想解説実践編」 79ページ 第1章 21世紀のための仏教の幸福哲学……………………5 1.絶対神を信じる宗教(religion)と仏教の悟りの道 2.仏陀の最初の教え:四諦(したい)が説く一切皆苦 3.苦楽表裏・無常・一切皆苦の教え 4.人が幸福・不幸を感じる心理の中核に優劣の比較がある 5.得た喜びがすぐに消えていく心のしくみ 6.際限なく求める心理状態に関する脳科学の知見 7.得た喜びは消えて、得られない苦しみが生じる 8.絶えず不満を抱え、満ち足りることが乏しい人の心 9.得たものを失う不安・苦しみ 10.得ることで、とらわれが増えると、精神的な不自由も増える 11.自分の幸福を妨げる者、奪い合いによる怒り・憎しみ・妬み 12.怒り・憎しみの対象=「敵対者」を作り出す自分の心 13.怒り・憎しみがもたらす不幸:人間関係の悪化 14.心理学が示す、怒り・憎しみ・攻撃性が招く不幸 15.脳科学が示す怒り・攻撃性が招く不幸:心身の不健康 16.人はなぜ、自ら不幸を招く生き方をするのか 17.優劣の比較が現代社会にもたらす多くの歪み:意識調査の結果 18.過剰な優劣の比較=劣等感がもたらす悪性のコンプレックス 19.苦しみ・ストレスを紛らわす中で生じる依存症の問題 20.依存症の原因:ストレス・不安・ドーパミン分泌不足 21. 老いて苦しみが増える:四苦八苦:幸福が尻すぼみの人生 22.一切皆苦をあらためて検討する 23.長寿高齢化社会の老後は、つらく長い恐れ 24.高齢期に増大する比較による苦しみ 25.人はなぜ、自と他の優劣を比較して求め続けるのか 26.盛んな優劣の比較・闘争がまさに生存に必要だった人類の歴史 27.優劣の比較・闘争の利益が減り、弊害が大きくなった現代社会 28.幸福観・人生観の転換を説いた釈迦牟尼の教え 29.幸福・不幸は心が生み出すところが大きい 30.心は自分ではなく、心を制御する心の主になるべき 31.苦楽は表裏。楽の裏に苦、苦の裏に楽 32.利他は利己、慈悲は自己を浄化する 33.競争の形をとった慈悲の実践:競争社会の仏教の教え 34.仏教的な生き方がもたらす恩恵 35.悟りが乗り越える老いの苦しみ 36.尻上がりに幸福になる人生の時代へ 第2章 縄文・弥生以降の宗教と政治と戦争…………………40 1.はじめに:戦争がなかった縄文時代 2.縄文時代の概要:約16000年前から約3000年前まで 3.縄文時代は豊かな自然環境を活用した特殊な時代 4.戦争はなぜ起こったのか:本格的な稲作農耕が一因 5.稲作の導入→人口の急増→不作の際の戦争 6.自己所有観念の発生・首長と労働者の身分の区別 7.農耕だけが原因ではなく、思想・宗教の問題がある 8.縄文人は戦争を拒絶する思想・宗教を有していた? 9.縄文時代の宗教性:精霊信仰・アニミズム 10.縄文と弥生の宗教性の本質的な違い 11.弥生時代以降の農業・戦争・政権 12.弥生時代以降の宗教と戦争と政治 13.飛鳥時代・奈良時代:太子・八幡・稲荷の信仰 14.聖徳太子の和の思想と縄文の環・輪 15.日本民族の象徴である「わ」:環・輪・倭・和 16.大和魂という言葉の正しい理解と誤解 17.日本の天皇とその特異な性質 18.神仏習合の日本文化の特異性 19.日本の輪・和の思想の今後の人類社会への重要性 20.八幡信仰と稲荷信仰:日本最大数の神社を持つ 21.八幡信仰 22.八幡信仰と秦氏や聖書文化 23.稲荷信仰 24.平安時代から鎌倉時代:阿弥陀信仰の広がり 25.浄土思想と阿弥陀如来の西方極楽浄土 26.浄土教の発祥とキリスト教の影響の可能性 27.平安時代における阿弥陀信仰の広がり 28.鎌倉時代の阿弥陀信仰の飛躍的な成長 29.室町時代から戦国時代の一向宗:一向一揆 30.一向宗の戦いに見る宗教の教義と戦争の関係 31.戦国の覇者・家康にも影響を与えた阿弥陀信仰 32.阿弥陀信仰の明暗、特徴のまとめ 33.報恩念仏・感謝の思想について 第3章 ひかりの輪の真言読経瞑想:実践編 ………………68 1.はじめに 2.瞑想の前の準備:部屋・環境、服装、姿勢を整える 3.身体的瞑想の基本:4・8の呼吸瞑想 4.シンボル瞑想の実践 5.四法印の瞑想 6.諸行無常の瞑想例 7.諸法無我の瞑想例 8.一切皆苦の瞑想例 9.涅槃寂静の瞑想 10.四無量心の瞑想 11.四無量心は自分自身を利する(利他は利己であること) 12.苦しみを乗り越えた、好き嫌いを超えた平等心 ※参考資料:ひかりの輪オリジナルの読経瞑想