2008年夏期セミナー特別教本《改訂版》 『仏教思想と万物の尊重』 78p 目次 第1章 縁起の法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 1 縁起の法の定義 2 縁起の法と空など 3 縁起の法の解釈の歴史的な推移 4 3つのレベルの縁起の法 5 十二支縁起 6 「無智(無明)」は輪廻の根本原因 7 2つの無智 8 仏教の漢訳語としての「我」「法」の特殊な意味 9 五蘊について 10 刹那生滅と心相続 11 欲望や怒りの原因に、自己の実体視・固定化がある 12 人の世界の感じ方と世界の実際のあり方の違い=無智の本質 13 無智が、欲望と怒りを生み出す 14 「行為(行)」が未来の経験を決定する 15 受胎した直後に「名称と色形(名色)」が生じる 16 苦しみを乗り越えるには 17 付属解説・資料 第2章 自我執着を越える法則 ・・・・・・・・・・・・ 22 1 無我の法――仏教は「私」には実体がないと説く 2 仏教では、真我(アートマン)は認めない 3 釈迦牟尼の実際的な考え方 4 真我の有無を論争する空しさ 5 仏教の無我説とヨーガの真我説の比較 6 仏教における「私」の考え方 7 無我の悟りのための瞑想1――死と無常の瞑想 8 無我の悟りのための瞑想2――刹那生滅の法 9 自我執着を越える瞑想1――四念処・五蘊無我 10 自我執着を越える瞑想2――人は大自然の一部であること 11 自我執着を越える瞑想3――輪廻と生態系論から 12 自我執着を越える悟りの前の試練 第3章 因果の法則、自業自得 ・・・・・・・・・・・・ 33 1 縁起の法と因果の法――幸福への道 2 因果の法則 3 業の法則 4 自業自得の法とその問題点 5 自業自得の法の2つの解釈 6 自分を取り巻く外的条件は「自分の業の結果」とする解釈(第1の解釈)について 7 「過去世の業」を今生の不幸の原因とする考え方の問題点 8 自業自得の法に関して、釈迦牟尼の真意を探る 9 自業自得の法の効用――自と他の区別を越える 10 他人の悪業を「自分の悪業の投影」と見る方法――懺悔・反省の重要性 11 懺悔・反省の真の意味=怒りの止滅 12 人の幸福は外的条件だけでは決まらない(「自業自得の法」の第2の解釈) 13 外的条件を変えても本当には幸福にならない 14 三毒に基づく自業自得 15 自業自得の法の重要性 16 苦しみを受け入れる「忍辱」の重要性 17 「忍辱の教え」の間違った解釈・悪用 第4章 貪りの止滅と施しの実践(感謝と分かちあい)・・・ 48 1 仏陀の説いた最高の幸福の境地=涅槃寂静・不苦不楽 2 貪りは、他から奪うことであり、自と他を苦しめる 3 施しは、自と他を幸福にする 4 法則の施し(法施)の際に避けるべき慢心 5 私たちの貪りの贖罪――賠償・途上国支援・法施 6 感謝と分かちあい 7 向上欲求と貪りの違い 8 「感謝と分かちあい」が、すべての人を幸福にする道 9 「分かちあい」によって幸福の総量が増大する 10 法則を分かちあう「法施」のすばらしさ 11 法施に関連した3つの施し――与える・許す・信じる 第5章 すべてが神仏の現れ(カルマ・ヨーガ) ・・・・ 61 1 カルマ・ヨーガについて 2 すべての人を「未来の仏陀」と見る 3 すべての人を「(仏陀の与えた)カルマの法則を教える者」と見る 4 すべての人を自分の善業・悪業を教える「教師・反面教師」と見る 5 苦しみを与える人を含めて、「自分の導き手」であると考える 6 大自然を導き手とする 7 怒りが生じた際に、自己の悪業に気づく方法 8 嫉妬が生じた際に、自己の悪業に気づく方法 第6章 神仏としての大宇宙・大自然との融合 ・・・・・ 66 1 大自然と融合する道 2 現代の精神不安定の原因=大自然とのつながりの喪失 3 生きている宇宙・地球――大地母神、ガイア説、胎蔵界曼荼羅 4 現代人は自分の根源である大自然と、精神的に切り離されている 5 すべてを育む仏の慈悲 6 神仏としての大自然への尊重と融合 7 「自然」という言葉の2つの意味 8 大自然・大宇宙を神仏とした場合の「三宝」の定義 9 真の菩薩の行の実践――自然流の衆生済度 10 自我肥大・魔境・増上慢の問題を防ぐために 11 自然の中での学習実践の重要性 12 自我の肥大を防ぐひかりの輪での実践 13 地球が学びの場であること ※返品不可(詳細はこちら)